はてなブックマークでも、以下の記事が話題になった。見た覚えがある人は多いと思う。
このブログの作者が2017/3/25に本を出した。「電通と博報堂は何をしているのか」という本。
本書は、元博報堂社員の筆者自らの経験と、十数名の電通・博報堂現役社員に取材をして得た情報をもとに書き上げた「業界案内」であり「会社案内」である
こう前書きに書いてある通りの本だった。書いてあることの真偽は確かめようもないけれど、僕自身が知り合いなどに聞いた話を考えると、「8割方その通り」という印象を受けた。関わっている人によって多少の違いはあるのだと思う。でも、だいたいその通りなんだろうな、と思う。
この本では、広告代理店の社員のことを実のところは「ただの社畜集団」と書いてある。極端に言えばサービス業の極み。なぜそうなのか、という業界の仕組みについても解説があるし、読んだ感想としても「その通りだな」と感じた。
「裏から全てを操っている」とよく言われる広告代理店。僕も多少なりそう思っていたのだけれど、そういう人ほど、去年から続く過労死を発端とした電通バッシングには驚いたろうと思う。「まさかマスコミがあそこまで徹底的に電通を叩くとは」と。
逆に言えば、"あの"電通でさえ、マスコミや世論はコントロールできず、炎上は止められない。そういうことを痛感した事件だった。
それさえ演出だったのかもしれない・・・と、まぁ多少は、思うけれど。